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 業界研究 世界の旅行産業 
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1月9日  NEW

目次

12. 米国空港、生体認証開発ペース促進

13. AERTICKET、SERVIVUELO 買収でスペイン市場拡大

14. 旅行電子IDコンセプト充実、専門家たちがその課題を語る

1月6日

1. KATANOX - LAUNCH PITCH AT THE PHOCUSWRIGHT CONFERENCE 2024

2. Wall Street Talk:オンライン旅行代理店のためのAIの機会

3. AIエージェント、中抜きでなくてスーパーチャージOTAs

1月7日

4. Hot 25 Travel Startups for 2025: Mindtrip

5. 旅行新興企業投資の新時代

6. プライスラインB. Keller、OTA進化とパッケジング成長かたる

7. Mews、Clarity 買収でAPACと英国市場プレゼンス強化

8. 旅行ベテラン達、メガディール可能性、AI疲労、技術的欠陥 話合う

1月8日

9. デルタ、デジタルアシスタントで未来を垣間見る

10. AWS, テックで顧客中心旅行を促進

11. 地上輸送の専門家たち、コネクテッドトラベルの課題に立向う

12月30日の週の PhocusWire Daily 編集長コメント NEW

 

今週の注目ニュースは、バケーションレンタル管理業界における統合に関するものでした。Casago が Vacasa を買収したというニュースです。この取引は、バケーションレンタルのテクノロジー分野や投資コミュニティ、さらには近年特別買収目的会社(SPAC)を通じて上場した多くの企業からも関心を集めたことでしょう。また、このニュースは Vacasa の創業者であるErick Breonが立ち上げたスタートアップ「Fairly」のローンチ直後に発表されたことからも注目されています。

(4. STR管理会社Casago、より大企業なるも苦境のVacasa買収)

 

PhocusWire の年次予測特集は、毎年旅行業界の専門家から期待を集めています。今年の特集は、Canary Technologies、Cloudbeds、Klook、Mews などの企業の経営陣や旅行業界の投資家たちが、今後数か月間の展望について意見を述べており、すでに高い人気を得ています。

(7. 旅行産業リーダーたちの2025年展望)

 

また、Phocuswright のアナリストたちが2025年に向けての展望を語る意見も必見です。テーマはデジタルウォレット、オンライン旅行代理店、アジア市場、そしてもちろん生成AI(ジェネレーティブAI)を含んでいます。(6. フォカスライトのアナリスト、2025年の旅行予測)

 

AI に関連する話題としては、American Express Global Business Travel の AI 戦略副社長Marilyn Markhamと、法人向け旅行の AI エージェントを開発するスタートアップ「Otto」の CEO Michael Gulmannによる対談も注目です。この二人は、Phocuswright カンファレンスの PhocusWire スタジオで、AI テクノロジーの応用と効率化への影響について語りました。

(3. 企業旅行幹部、AI誇大広告と効率向上について話し合う)

 

さらに、サウジアラビア観光局のアメリカおよびヨーロッパ市場担当社長であるHazim Al-Hazmiのインタビューも、今週人気の高い記事の一つでした。サウジアラビア王国は、2030年までに8,000億ドルを投資して、世界のトップ5の観光地となることを目指しています。

(1. サウジアラビア、人とのつながり構築に$8,000億投資)

Linda Fox(編集長)

12月30日

1. サウジアラビア、人とのつながり構築に$8,000億投資            閲覧第6位

2. Startup Stage: Nowadays、企業イベント計画支援AIコーパイロット

3. 企業旅行幹部、AI誇大広告と効率向上について話し合う          閲覧第3位

12月31日

​休刊

1月1日

​休刊

1月2日 

4. STR管理会社 Casago、より大企業なるも苦境の Vacasa 買収       閲覧第1位

5. 旅行者に力を与えるためにデータを使用することの重要性

6. フォカスライトのアナリストたちの、2025年の旅行予測          閲覧第5位

7. 旅行産業リーダーたちの2025年展望                   閲覧第2位

1月3日

8. TRAVERSING.AI – LAUNCH PITCH AT THE PHOCUSWRIGHT CONFERENCE 2024

9. ブロックチェーン、旅行への顧客エンゲージメントに革命を起こす方法

10. 体験への興味継続、T&Aの機会増加                   閲覧第4位

12月23日の週の編集人コメント

米国は、11月第4木曜日の勤労感謝の祝日以降は休暇ムード入りする。そんな訳で、PhocusWire Daily も12月 25日のクリスマス祝日以降 休刊が続く。その前の23日と24日の2日間の合計11の記事の中では、あえて言えば、Expedia Group の経営陣の大幅な人事異動のニュースが印象に残った。(2. エクスペG、元eBay CEOを新CFOに任命)

Microsoft から1999年に、このOTAを買収した立身出世型の経営者である Birry Diller の辣腕をふるった人事が透けて見える。Dillerは、このOTAの会長兼上級執行役員をつとめ、28%の議決権株と発行済み株式の3.8%を保有している(ChatGPT)。

​​

PhocusWire の 2024年トップ オピニオン ストーリー 10傑の筆頭にも、Uber の Expedia 買収の可能性の記事がリストされていたっけ。(12月13日、記事21)

​想像するに、Diller はExpediaの業績をなんとか上げて(株価を上げて)、AI時代の幕開け前に、この会社を売り抜けようとしているのではないのだろうか? 

Uber の CEO Dara Khosrowshahi は2005~2017年の12年間 、Expedia Group.の CEO をつとめており、現在は同社の非常勤取締役である。FTは、10月17日、スーパーアプリ戦略で、Uber は Expedia Group 買収を検討していると報道している。

新聞や業界誌が報道するように、果たして Uber は Expedia 買収に動くのだろうか?・・・と疑問に感じてしょうがない。OTA業界を熟知している​ Khosrowshahi が、AI時代の幕開けでOTAそのもののビジネスモデルの再構築が必要になると言われている時に、果たしてこの買収に手を出すのだろうか?・・・ と仕切りに訝ってしまうのだ。

ところが、なんと、FT報道後の10 月中旬より Expedia Group 株価は思惑買いもあってか、25%程度上昇し年初来高値($180~190)を維持している。Uber の買収は ”有り” なのか? もっとも、Booking Holdings のチャートもこの間 、EXPE同様の動きを示している。

 

​​日経トレンディの「2025年ヒット予測第1位」には、”肩掛けプライベートAI ” が選ばれた。この ”聡明なコンシェルジュ” は、旅行者の タビマエ・タビナカ・タビアトのどこでも​、きっとプライベートな旅の提案をしてくれることだろう。グローバルOTAといえども、AI時代の、大規模な地殻変動的新イノベーションに対して、深刻な対応を迫られていると思っている。

(編集人)

 

12月23日

1. BILL - Innovation: Launch at The Phocuswright Conference

2. エクスペG、元eBay CEOを新CFOに任命

3. 2024年トラベル スタートアップ資金調達方法

4. Despegar、蘭テック投資企業 Nasper の Prosus が買収

12月24日

5. KeyBrain– Phocuswright Conference 2024での Launch Pitch

6. Hot 25 Travel Startups for 2025: iWander

7. ポWPホールディング、約€2億4,000万で Invia Group 買収

8. レガシーモデルから楽しい体験への移行

12月25日 ~ 12月29日

休刊

12月16日の週の編集人コメント

 

2024年も終わろうとしている。PhocusWire Dailyは、この1年の10大ニュースをカテゴリー別に区分して、連続して何回も掲載している。

「12. 2024年の旅行のムーバー、シェーカー、ニュースメーカー」と、「14. 2024年のPHOCUSWIREのトップ10ニュース記事」がそれだ。

それらに加え、先週でも、12月13日「21. AI、アルゴリズム、UBER の潜在的買収:PHOCUSWIRE 2024年トップオピニオンストーリー」があった。

 

今年のトップは、なんといっても生成AIが関連するトラベルテックのニュースだ。その生成AIについて、今週では「9. 単なる2025年トレンドでなく、生成AIは旅行技術革新黄金時代の触媒」と「11. 開発中のAIエージェントは、旅行の可能性を示す」があった。表題が文字通り示しているように、技術革新がますます急速に進展していることが分かる。

 

日本の旅行業界の10大ニュースのトップは、きっと、訪日旅行者の新記録達成となるだろう。 11月までの11ヶ月間で、過去最高の3,330万人余のインバウンド旅客が日本に殺到した。ちょうど、毎日10万人が日本に来ている勘定になる。

この他にトップ10に入るニュースは、どんなものがあるのだろうか?

オンライン化に遅れをとってしまって大きな技術負債を抱えるこの業界で、果たしてトラベルテック(就中、生成AI)のニュースは、トップ10入りするだろうか?

 

1ドルが160円に近づいている円安・ドル高も、訪日旅行者増加の一つのドライバーになっている。日本は、これで8兆円もの国際収支(サービス収支)の受け取りを計上する。

オンライン化に遅れをとってしまったのは、旅行業界だけではない。

マイナンバーカード導入の混乱を見れば、日本のデジタル化(DX)の遅れをまざまざと認識できる。

年間では6兆円を超えるデジタル収支の赤字が確実視されているそうだ。 

つまり、日本のDX遅れのために、デジタル関連サービスや商品(例えばAmazon, Google, Microsoftのクラウドサービスなどなど)を輸入する額が、輸出額を上回っているのだ。

 

スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した「世界デジタル競争力ランキング2023」において、日本は64カ国・地域中32位となり、前年から3つ順位を落とし過去最低の順位となった。

これも今週の「18. 欧州電子認証ウォレット、2025年旅行への影響」読むと、周回遅れの日本のDXの不様な現状に愕然とされてしまう。

 

円安も手伝って、我が国GDPパーキャピタは、韓国と台湾に抜かれてしまったようだ。日本経済研究センターは18日、個人の豊かさを示す1人当たり名目国内総生産(GDP)で、日本が2022年に韓国、24年に台湾をそれぞれ下回ったとの試算をまとめた。円安・ドル高の影響や日本経済の低成長などを要因にあげた。(日経 12月18日)

 

大きな技術負債を抱えている弱点を、むしろ強みに変えて、“蛙飛び(リープフロッグ)”するイノベーションを期待したいものだ。

ChatGPTに聞いてみた。「日本の旅行業界は、技術負債を克服するだけでなく、それを基盤にして新しい飛躍を遂げる可能性を秘めています。ただし、イノベーションには業界全体の意識改革と持続的な投資が必要です。“変えなければ生き残れない” という危機感を共有し、世界的な競争力を持つシステムを構築することが鍵となるでしょう」と回答した。👍

(編集人)

12月16日

1. JUNIPER TRAVEL TECHNOLOGY - LAUNCH PITCH AT THE PHOCUSWRIGHT CONFERENCE 2024

2. 旅行者が生成AI使う5つの方法

3. 摩擦を減らすために、旅行業界協力必要                  閲覧第3位

12月17日

4 効果的な航空収入管理の裏に、スマート科学

5. HOT 25 TRAVEL STARTUPS FOR 2025: HYPERGUEST

6. 簡素化国境越え支払、旅行会社と旅行者にどのように影響するか

7. 旅行技術の混乱とグループ旅行の成長に関する Troop 創設者

8. HOSTAWAY、AI、製品開発、拡張に3.65億ドル調達            閲覧第1位

12月18

9. 単なる2025年トレンドでなく、生成AIは旅行技術革新黄金時代の触媒

10. MEILI、モビリティ流通プラットフォーム構築で €810万調達

11. 開発中のAIエージェントは、旅行の可能性を示す

12. 2024年の旅行のムーバー、シェーカー、ニュースメーカー         閲覧第5位

12月19日

13. TRIPSUITE、代理店向けAIプラットフォーム成長で💲500万調達

14. 2024 PHOCUSWIRE トップ10ニュース記事

15. NUITÉE、パートナーシップ、製品、チーム成長で$4,800万調達      閲覧第6位

16. トリップアドバイザー、$4.35億でリバティ・トリップアドバイザーから株式買い戻し​   閲覧第2位

12月20日

17. PhocusWire の今週のトラベルテックニュースまとめ

18. 欧州電子認証ウォレット、2025年旅行への影響

19. HotelPlanner、ペット預かり検索 PetsWelcome.com 買収

20. PHOCUSWRIGHT の TRAVEL FORWARD: 2025年のデータ、洞察、トレンド  閲覧第4位

21. カヤックCEO、機会とリスク比較戦略 語る

12月9日の週の編集人コメント

11月4日日経新聞:「”AIエージェント” 続々登場 仕事の進め方 変化迫る」が、『・・・人工知能(AI)が人の具体的な指示なしに自律的に仕事を進める “AIエージェント” が広がっている。AIによるパソコンの自動操作や、企業のAIエージェント開発を支援するサービスも登場。AIが「仕事の相棒」として、オフィスの業務効率化やパーソナルな仕事の進め方を大きく変える可能性がある。・・・今秋、国内外でAIエージェントへの参入が相次ぎ “AIエージェント元年” の声も聞かれる。米国では顧客情報管理(CRM)ソフト大手のセールスフォースが9月にエージェント機能に重点を置いたAI戦略を発表。マイクロソフトは10月にAIエージェントの提供開始を発表した。・・・』と書いている。

 

旅行業界でもAIエージェントが登場しつつある。PhocusWire Dailyが、毎日のように、生成AIの旅行テックへの応用を書いている。

旅行のコンシェルジュ(総合お世話係)たるAIエージェントの登場によって、旅行業界の長い間の懸案事項である “パーソナルな旅行体験” を提案し、”繋がる旅行(コネクテッド・トリップ)“ を作りつつある。そして ”パーフェクト・トリップ” をきっと完成してくれるはずに違いないと思っている。

 

生成AIの大規模学習モデル(LLM)が、膨大なデータを学習して、タビ前の旅行計画から実際の手配、そしてタビナカの目的地のT&Aの体験まで、エンドツーエンドのパーソナルな旅の何から何までを、お世話をしてくれるだろう。

 

そうなれば、既存の旅行流通業者のビジネスの将来はどうなってしまうのだろうか? AIエージェントに取って代わられてしまうのではないのだろうか?・・・とかねがね疑問に思っている。

 

まさにその疑問をズバリ問うている「3. AIエージェントと将来のOTA」が、今週のニュースの中にあった。

コンテンツのチャネルマネジャーであるMagpie のCEOが投稿したこの記事は、『AIエージェントは最適な選択肢を提案し、OTAの根本的優位性を脅かす。OTAも適応する可能性があるが、5年後のOTAは現在の姿とは大きく異なるものになるだろう』と述べている。

 

また、「9. STEVE SINGH、古風なシステムから完璧旅行への進化について語る」(YouTube)では、ベンチャーキャピタリストであり、主にTMCなど10数社の役員を務めるS. Singhが、業界を “パーフェクト・トリップ” に近づけるためのオープンシステムとクラウドテクノロジーだけでなく、AIエージェントの可能性について、11月19日に開催されたPhocuswright会議のセンターステージのインタビューで語っている。

彼の主張は、箇条書きに要約して見ると以下の通りとなった。

  • 予約や旅行管理の方法も進化し、例えば会話型インターフェイスによる旅行予約やトリップマネジメントが一般化する。

  • クラウドアーキテクチャやオープンAPIが進化した今、“パーフェクト・トリップ” の実現は近い。2~5年以内には旅行体験の大きな向上が期待される。

  • AIを活用した次世代のTMCは、コスト構造を大幅に削減しつつ、より優れた旅行者体験を提供できる可能性がある。

  • 2025年末までには、コスト削減の目標を達成した運営が実現する。

  • そして、現状のリーダーたちがそのまま未来を支配すると考えていない。これまでの技術革新の波を見ても、新しいリーダーたちが登場するのは明らかだ

 

この二つの記事を読んだり聞いたりしてみると、トラベルテックの技術革新が、次世代の旅行流通を定義することになるようだ。それもかなり近い将来に・・・。

(編集人)

12月9日

1. キャンプ Acamp、競争相手 Campio と合併

2. トルコOTA、拡張課題とAI戦略の対処方法

3. AIエージェントと将来のOTA​                    閲覧第1位

12月10日

4. SNOWFLAKE/HIGHTOUCH - TRAVEL INNOVATOR OF THE YEAR賞 受賞、PHOCUSWRIGHT CONFERENCE 2024

5. AIRPAZ、ローカルフライト予約プラットフォームからグローバルOTAへ

6. HOT 25 TRAVEL STARTUPS FOR 2025: EXPECTME

7. MUCH BETTER ADVENTURES、テックと新目的地のために500万ポンド調達

8. VACASA 創設者、新バケーションレンタル管理会社を立ち上げる    閲覧第3位

9. STEVE SINGH、古風なシステムから完璧旅行への進化について語る  閲覧第4位

12月11日

10. Arena - PHOCUSWRIGHT CONFERENCE 2024 Launchピッチ

11. BEYONDBRAIN、人工知能 旅行エージェント Lumi テスト

12. PHOCUSWRIGHT が30周年:業界のベテラン達、前後を振返る

13. ブッキング、構造改革で4.5億ドル節約期待             閲覧第2位

12月12日

14. エクスペG の旅行トレンドレポート、来年の兆候を示す

15. HOT 25 TRAVEL STARTUPS FOR 2025: FAYE

16. プロ意識とテクノロジー向上による、反観光感情からSTR救う方法

17. BlaBlaCar、バスチケッチング Obilet 買収

18. セイバーCEO、仲介の機会と会社の成長について語る        閲覧第5位

12月13日 

19. テックで、旅行保険のクレーム処理とサービス向上

20. フォーカスワイヤーの今週の旅行テック記事のまとめ

21. AI、アルゴリズム、UBER の潜在的買収:PHOCUSWIRE 2024年トップオピニオンストーリー

22. 旅行 M&A 加熱、エキスパートが売り手と買い手の準備万端指摘   閲覧第6位

12月2日の週の編集人コメント

不動産管理プラットフォームHostfullyの調査が、『2022年以来、Airbnbを介した予約が毎年8%-4%減少している』と言っている。「2. レポート: STR業界で進化する予約ソース」

Airbnbの第3四半期決算は、総売上高が201億ドル(前年同期比 10%増)、純利益14億ドル(利益率37%)と堅調な好決算を維持しており、ダイレクトが減少している兆候は見当たらない。総需要の増加が、ダイレクト減を上回っているのかもしれない、

 

ChatGPTに聞いてみたところ、『オーガニックな予約に関する情報は存在していない。Airbnbのリスティングの57%がAirbnbだけにリスティングしており、33%が複数のOTAsにもリストしている』と回答した。

 

2021年5月にBleeze Airwaysを立上げ、Morris Air, WestJet, JetBlue, Azulとともに5番目の民間航空会社を設立したDavid Neelemanが、一番重要視しているのは“親切”だと言っている。それにも関わらず、新会社ではコールセンターを廃止した。コールセンター強化が必要なのではと考えてしまうが・・・、AIに顧客データを学習させて、サービス向上をはかる逆転の発想(?)らしい。

5つの航空会社を作ったのだから、AIの活用もきっと成功させることだろう。

 

航空会社の話では、「9. 元AA幹部、航空会社の流通の継続的な進化語る」が面白い。AAの直販優先が失敗した(2023年5月 CMO辞任)けれども、直販はAAが継続して追求する重要戦略であると言っている。

これだけネット販売が便利になって普及しているのだから、航空会社をはじめサプライヤー側にとって、直販優先は流通経費削減のためのマスト継続戦略だ。

だからロイヤルティやダイナミックプライシングなどの価格政策を、さらに強化しているのだ。

AAの失敗は、主に法人旅行管理会社(TMC)の猛反発によるもので、一時的な後退にしか過ぎないと考える。タイミングが悪かったのだ。TMCやOTAなどのトラベルエージェント達は、それどころか、AIエージェントの出現に備えなければならなくなるだろう。

(編集人)

12月2日

1. OJO の CEO、エンドツーエンド旅行プラットフォームの課題語る

2. レポート: STR 業界で進化する予約ソース

3. Breeze Airways David Neeleman、文化、テクノロジー、コミュニケーション語る  閲覧第5位

12月3日

4. HOT 25 TRAVEL STARTUPS FOR 2025: D3X

5. 東南アの旅行技術部門、価値創造にとって極めて重要な瞬間にある

6. GOOGLE、ジェネレーションAI・音声・検索の未来について語る​    閲覧第1位

12月4日 

7. 航空会社テックエキスパート、小売と流通トレンド語る        閲覧第3位

8. AF/KLM、グーグルクラウド提携でデータ能力加速

9. 元AA幹部、航空会社の流通の継続的な進化語る            閲覧第2位

12月5日

10. 2025年注目すべき5つの ホスピタリティ トレンド

11. HOT 25 TRAVEL STARTUPS FOR 2025: ECO.MIO

12. 旅行体験プラットフォーム KKDAY、7,000万ドル調達し拡張計画

13. エアビー、パーソナライゼーションと再想像発見へ努力                 閲覧第4位 

12月6日

14.フォーカスワイヤ今週のトラベルテック記事まとめ

15. 新興技術が目的地を旅行者にアピールする方法

16. 予約技術企業 Kaptio、拡張資金250万ドル調達

17. ホスピタリティ業界がAIを最大限に活用する方法           閲覧第6位   

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