top of page

1月13日の週の編集人コメント

 

「16. AIに直面した旅行販売エキスパートたち、グーグル優位性語る」は、競争の余地はまだあるものの、Googleが生成AIを活用した検索でも重要な役割を果たす可能性があると言っている。このニュースに添付されているYouTube を閲覧していないので、断片的な活字情報だけでは判断できないが、エキスパートたちは、Googleの優位は今後も崩れそうにもないと言っているようだ。

 

一方、「1. グーグルクラウド、ドライバーのAI会話を可能にする」は、Google がメルセデスベンツと提携して、ドライバーに自然言語の会話を可能にするという。今年後半に利用可能になる車載人工知能エージェントは、Google Mapsの世界中の約2億5,000万ヶ所で、ドライバーがナビゲーションと興味のあるポイントで、「パーソナライズされた会話応答」を取得できるようにする。ユーザーは近くのレストランに関する質問に対する回答、関連するレビュー、メニュー、およびそこに行く方法の詳細を得ることができるそうだ。

 

日経 1月7日朝刊1面の「車OS、グーグル独走、移動データ、次世代車で収益源 車各社の依存高まる」は、自動車の頭脳にあたる基本ソフト(OS)の分野で、米グーグルの寡占が強まってきた。2024年のシェアは約7割を占め、15年に比べ約2倍となったことがわかった。グーグルは車の移動データを大量に集めやすくなる。自動運転の普及によって生まれる車向けサービスを巡る競争で、テクノロジー企業が優位に立ち、車メーカーが劣勢に回る可能性があると伝える。

 

なるほど、Googleの優位性は、生成AIエージェントが出現しようとも崩れそうもなさそうだ。

Googleは、各国の規制当局の厳しい監視も受けており、今週、英国の規制当局がGoogleのオンライン検索における支配力について調査を開始したのも頷ける。

(編集人)

 

bottom of page